【小鹿田焼】 蓋つき壺 7.5cm (白釉 緑釉打ち掛け 飛び鉋)
最大径11.5cm 開口部外径7.5cm 内径6cm 高さ(蓋つきで)10.5cm 434g
【300年受け継がれる一子相伝の伝統と「用の美」の結晶】
大分県日田市の山深い皿山地区で、300年以上の長きにわたり伝統を守り続ける小鹿田焼は、重要無形文化財に指定された一子相伝の窯元です。
機械を一切使わず、川の力で動く唐臼(からうす)で土を砕き、登り窯で焼き上げる伝統製法は、まさに柳宗悦が提唱した「用の美」そのものと言えます。
この小さな蓋つき壺には、機械化された現代では決して再現できない、日本の手仕事の原風景と温もりがぎゅっと凝縮されています。
【伝統技法「飛び鉋」と躍動する「緑釉打ち掛け」の対比】
本作品は、小鹿田焼を代表する加飾技法である「飛び鉋(とびかんな)」が、蓋から身にかけて均整の取れたリズムで美しく施されています。
半乾きの器胎に、金属のヘラを当てて弾かせることで刻まれる連続した幾何学模様は、職人の卓越した技術の証です。
さらに、白釉のぽってりとした生成り地に、鮮やかな緑の釉薬を大胆にぶちまける「緑釉打ち掛け」が施されており、不規則な釉薬の流れた跡やたまりが唯一無二の「景色」を描き出しています。
【食卓からリビングまで日々の暮らしを彩る多機能性】
直径7.5cmのコンパクトで愛らしい蓋物は、古くから珍味や漬物を保存する「うるか壺」として多くの家庭で重宝されてきました。
現代の暮らしにおいても、その小さな佇まいは驚くほど多彩な表情を見せてくれます。
・食卓を彩る「薬味入れ」として:
柚子胡椒や七味、一味などを竹匙と共に添えて、おもてなしの席にも。
・キッチンを整える「塩壺」として:
優れた調湿効果で塩が固まりにくく、毎日の調理をより快適に。
・ティータイムの「シュガーポット」として:
お気に入りのマグカップやコーヒーカップの傍らにそっと寄り添って。
・玄関やリビングの「小物入れ」として:
大切なアクセサリーや鍵、小さなポプリを忍ばせて、インテリアのポイントに。
日常のあらゆるシーンにそっと馴染み、蓋を開けるたびにどこか懐かしく温かい気持ちを運んでくれます。
【手仕事だからこそ愛おしい世界に一つだけの個性】
小鹿田焼の器は、手作業ならではの「歪み」や、陶土に含まれる鉄分が窯の中で酸化して現れる黒点(鉄粉)、釉薬がはじけたような小さなブクやピンホールなど、一つひとつに異なる個体差があります。
これらはすべて窯元と当店での厳格な二重検品を通過した良品であり、工業製品にはない「生命力」に満ちた証です。
「うつわを育てる」という言葉があるように、使い込むほどに変化していく表情の移り変わりを、あなただけの特別な出会いとして末永くお楽しみください。
(購入時の大切なお知らせ)
うつわは、使い込むうちに風合いが変化し、「育つ」楽しみがあります。
量産品にはない、一つひとつの大きさや色味の出方、鉄粉(黒点)、ピンホール(小さな穴)、釉薬のムラなどは、すべて手仕事ならではの「景色」として窯元及び当店で検品を通過した良品です。
お手元に届く、世界にたった一つの表情を末永くお楽しみください。
【ご使用に当たっての注意点】
美しい景色を永くお楽しみいただくため、次の点にご注意ください。
※急激な温度変化は、破損の原因となります。電子レンジは使用時は急加熱はお控えください。
※食洗機は使用可能ですが、釉薬保護のため手洗いを推奨します。
※金属製カトラリーの擦れ跡が残る場合があります。(擦れ跡はメラミンスポンジで軽くこすると落ちます。)
※洗浄後は水気を拭き取り、よく乾燥させてから収納してください。